カルマとは、原因と結果の法則に基づく宇宙的な原理であり、フォースの始動とその帰結を管理する法則である。個人、グループ、人類全体に適用され、各存在の行為、思考、感情によって生じるフォースの均衡を維持する。カルマは罰や報酬の仕組みではなく、学習と成長を促すための機会として機能する。意識の進化に伴い(通常は第二イニシエーション以降)、個人は自らのカルマを理解し、意図的に調整する能力を獲得するようになる。すべてのカルマは、魂の計画と密接に結びついており、転生を通じて解消または変容される。最終的に、個我の影響を超越し、魂の意志と一致した生き方をすることで、カルマの束縛から解放される。この法則は、人類の霊的成長と宇宙的調和のために不可欠な仕組みである。
カルマの法則の目的は、霊の対極である物質を霊の要求と厳密に一致させ、物質と形態が霊の性質を完全に表現できるようにすることである。
アリス・ベイリー「魂の光 」p.205