センター(Center)とは、人体のエーテル体に存在するフォース・センター(Force Centers)のことであり、一般的にはチャクラと呼ばれるものである。それは、生命エネルギー(プラーナ)や霊的エネルギーを受信・変換・分配するエネルギーの焦点、エネルギーやフォースが出たり入ったりする場である。これらのセンターは物理的な内分泌腺や神経叢と密接に関連しながら、より高次のエネルギーを統御する機能を持つ。
人体には七つの主要センター(Seven Major Centers)が存在し、それぞれが異なる次元の意識、魂のエネルギー、霊的な進化段階と結びついている。これらは以下の通りである。
- ヘッド・センター(Crown Center / Sahasrara) – 霊的意識とモナドとの接触
- アジュナ・センター(Ajna Center) – 直観と知的統合、意志の発現
- 咽センター(Throat Center) – 創造的表現とメンタルエネルギー
- ハート・センター(Heart Center) – 魂のエネルギーと愛の顕現
- 太陽叢センター(Solar Plexus Center) – アストラル界の感情とエネルギーの統合
- 仙骨センター(Sacral Center) – 物質的創造と生殖エネルギー
- 基底センター(Base of Spine Center / Muladhara) – 生命エネルギー(クンダリーニ)の源泉
センターあるいはチャクラは、人間の進化に応じて活性化し、魂との結びつきが強まるにつれて、エネルギーの流れがより高度なものへと変容する。特に、ハート・センターとアジュナ・センターの発達は、魂の意識が個人の生活により大きく流入するための重要な指標とされる。
変性元 | 変性先 | 変性結果 |
仙骨センター | 喉センター | 肉体の生殖的創造から芸術的創造へ |
太陽叢センター | ハート・センター | 個人的で情緒的な意識からグループ意識へ |
脊柱基底センター | ヘッド・センター | 物質のフォースから霊的なエネルギーへ |
脊柱上の五つのセンター | アジュナ・センター | 未調整の人間から統合されたパーソナリティーへ |
低位の六つのセンター | ヘッド・センター | パーソナリティーの活動から霊的生活へ |
また秘教は、センターの誤用や未熟な者による意図的・強制的な覚醒が、精神的・肉体的な混乱を引き起こすことを警告している。特にクンダリーニ・エネルギーを基底センターから強制的に上昇させようとする試みは、アストラル的幻覚や神経系の破壊、発狂などにつながるため、霊的な純化における自然な上昇が不可欠である。