七つの界層

人間を構成している領域が「パーソナリティ」の部分である。すなわち、肉体、アストラル体、メンタル体(第七亜界から第四亜界)である。魂はメンタル界の第三亜界に存在し、我々が真我と呼ぶ生命そのものは秘教的にモナドとみなされる。この太陽系の七つの界層は、宇宙の最低位の界層つまり宇宙物質界の七つの亜界でしかない。

魂が多少なりともその人を統御しているということは、実際には、その人が諸体に高位亜界の物質を組み入れてきたことを意味する。人が第七と第六と第五亜界の物質を諸体からほとんど完全に除去したときに初めて、魂は関心を持って支配するようになる。第四亜界の物質を一定の割合まで組み入れたならば、魂はその支配力を拡大する。第三亜界の物質が一定の割合になったとき、その人は道の上にいる。第二亜界の物質が優位を占めたとき、人は(訳注:第三)イニシエーションを受ける。原子質料だけになったとき、その人は大師になる。

アリス・ベイリー 「ホワイトマジック上 」p.146

永久原子」という表現は本来象徴的であり、永久原子と呼んでいるものは実際、いつでも「拾い上げる」ことができる魂の光線の影響領域にあるエネルギーの単位にすぎないということをここで指摘したい。

アリス・ベイリー「秘教占星学 上」 p.339
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