魂の波動

高位メンタル・レベルから発している魂の推進するエネルギーに敏感にならなければならない。ある進化段階が達成されたとき、このようなエネルギーは、三体からなる人間のフォースを統御するよう努めるようになる。

アリス・ベイリー 「新しい時代の教育」 p.106

進化段階は気にする必要がない。しかし、波動やエーテル体の知識がないならば、われわれはそれを病気と思いかねない。いま現在も、誰にも理解されることのない、この頭部内のいわくいいがたい圧力に対し、一人で悩み苦しんでいる兄弟方がいるはずである。われわれは自分を肉体だと思っている。そのため、魂のエネルギーは、脳の蠢きのように感じられる。これが強い場合、生活に支障を来す。病院に行っても無意味であることは容易に理解できる。そのエネルギーが強制してくるのにしたがい、静かにするならば、また数時間は普通に生活できるようになるだろう。しかしやがては理解されねばならない。魂がパーソナリティーに注目を向けはじめ、諸体の統御を開始しはじめたことを。そして、自分というものが諸体にすぎず、フォースの集合体にすぎず、この低位のリズムは魂という高位のリズムに置き換えられねばならないことを。我々はこのようにして魂との調和を目指し、瞑想を深めゆくだろう。魂の動きを敬い、そのパワーと動きに服従することで、魂で在りたいと願い始めるだろう。そのため、私(フォース)は魂(エネルギー)に置き換えられ、それが完了したとき、我々は融合するのである。

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