形態

形態とは、生命がその活動を表現するための器であり、エネルギーの組織化によって生じる構造を指す。これは単なる質料の集積ではなく、意識の焦点化と意図によって形成される特定のパターンを持つ。形態は、背後にある生命原理と結びつき、その発展に応じて変化し続ける。すべての形態は、より高位の計画や目的に応じて創造・維持・解体されるプロセスの一部であり、物理的な形態のみならず、アストラル体やメンタル体のようなより微細な次元にも存在する。形態は、その内部を流れるエネルギーの質つまり以下の引用における胚珠によって特徴づけられ、進化の過程においてより精妙で洗練されたものへと移行する。

物質界に顕現したすべての生命の中に、実を結ばなければならない胚珠つまり種子が宿っている。形態の誕生の原因になるのは、このような種子である。かつて蒔かれたこれらの種は、いつか実を結ばなければならない。それらが諸体の原因つまりスカンダであり、その中で結果が実を結ぶ。それは欲望、衝動、責務であり、人をいつまでも回転しつづける巨大な車輪に縛りつけ、物質界の存在へと下らせ、法則のもとにそこで一つの生涯でその人が扱えるだけの種子が実を結ぶ。このような主観的な胚珠が形態を生み出し、その中で胚珠が実を結び、成熟し、完成する。

魂の光 p.387
目次