敷居の住者

敷居の住者とは、イニシエーションという敷居の前でも後ろでもなくその上に立つ弟子自身つまり自我であるが、諸体が一定段階まで統御されるまでは真の意味でその総体は気づかれることなく、顕著な問題にもならない。敷居の住者は、メンタル・フォース、アストラル・フォース、エーテル・フォース、肉体のフォースの総和であり、つまるところパーソナリティーである。これらは、弟子が住者としてではなく、魂として存在できるようになったとき、真に征服される。このようにして、合一により住者は真我の光の中に吸収される。

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