2024年7月– date –
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何の仕事をするのか
この世の一時の強さ、権勢、財力、上昇気流を見誤り、個人的な私が強い、偉いと驕り高ぶるとき、人は善を見失い悪に接近する。そのあり余る力を個人のために使おうとする。為政者や法を司る者など、力に関わる者にはよくあることだが、力を個人の目的に仕えさせようと骨を折るようになり、害悪を撒き散らし、将来の禍々しい悲劇を自ら作り上げる。打ちのめしてきた者は打ちのめされる。懲らしめてきた者は懲らしめられる。害人は常に外人である。害は外の人に由来している。しかし内人は無い人である。持たぬ者、... -
瞑想中のメッセージ
「魂との接触」とは、具体的にどのような意味なのですか。魂という具体的な何か高位の存在に、瞑想中にはっきり意識で遭遇するということですか。 私が魂である。すべてが魂である。一箇の原子にすら魂がある。人間の魂がこれら、つまり全体にして一箇の魂(超魂とかオーバーソウルとか呼ばれるもの)へと吸収されるとき、その吸収する存在をマインドが認識し、私はそれである(I AM THAT)と言うのである。 私がお尋ねしたいのは、高位のメッセージを受け取ることがあるのかということです。先日、私は瞑想してい... -
改悛の秘跡
或る人が、努力を教え叩き上げる教師に、努力不足を理由に、プライベートな秘密を公衆の面前で明かされ辱められたと言った。傷ついた心で一所懸命に努力をしたが、抑え込むことはかなわず、その欲望、その恋しさ、その寂しさは爆発してしまい、自分は霊的以前に人間として悪だと感じて病み、周囲に不幸をもたらす者となり、家族は離散し支離滅裂な人生に置き去りとなり、苦悩の解決がもはや自死であると結論づけられようとしていた折り、たまたま私の文章を読んで明け渡しの意味を知ってほんの一時は感銘を受け過... -
心得
不幸ならば幸福になりたいと人は思う。ところが、そのどちらとも関係のない意識が存在し、そこへ人間は瞑想を通して入ることができ、その領域こそが本質的であることを私は学び、且つそれについて書いてきた。しかし、この高位我を人は最初から認識できないため、低位我の波動を少しでも高めることしか教えられない場合がある。 そこにも引き続き問題がある。例えば、悪い想念傾向を良いものに置き換えるよう教えても、完全には無理だと思うのである。怒りや恨みを愛や慈悲に変えよと言っても、努力はできても、簡... -
どうしても許せない人物
瞑想中の幸福を瞑想後に維持できません。目を瞑っている時の幸福が、目を開けたら不幸に変わるのはなぜでしょうか。 存在しない重荷を背負っているという想念が、世界を見ることで発生するからである。つまり、見える自分、感じる自分、記憶の自分が本物の自分だという、行為者の感覚に敗北するのである。目をつむると、世界は存在せず、内なる感覚に容易に焦点化できるため、あなたはただ幸福なのである。 目を開けたまま、行為者の感覚を消すコツのようなものはありますか。 内的な通路やメカニズムと関係してい... -
悩める生の終幕
整列とそれに続く接触を通して魂のエネルギーが呼び起こされ、目覚めさせられ、活用される。これは偉大な消散する力であり、魂のレベル(メンタル界の高位レベル)からマインドを通して弟子の脳へと流れ下り、アストラル界にイルミネーションをもたらす。 アリス・ベイリー「グラマー 」p.61 魂のエネルギーを認識している人は多いが、それが何を意味し、どのように活用できるのか、ここを理解している人はそう多くない。冒頭の引用では、魂のエネルギーが呼び起こされることで、「アストラル界に対するイルミネー...