瞑想– category –
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進化におけるエーテル体と病の試練
私が魂を感知できない理由は、エーテル体の浄化が完全ではないから、という可能性がありますか。 エーテル体は、魂のエネルギーが物質界へ流れ込む経路であり、肉体と高次のエネルギーを結びつける橋渡しをする。具体的には、メンタル体→アストラル体→エーテル体→肉体という順序で伝達される。ゆえに、エーテル体の純化は魂の知覚における一要素ではあるが、単独要素ではない。アストラル体とメンタル体の純化が同時に必要であり、現代の人間においてはアストラル体で主に魂のエネルギーが歪曲表現されているため... -
意識の進化とパーソナリティー表現の遅れ
高度な意識を持つと推察される聖者や、あるいはイニシエートとみなされる者が、時に激しい感情をあらわにし、さらには怒気をも含むような下劣な態度を示すことがあるのはなぜでしょうか。彼らが意識の高みに達しているのであれば、常に穏やかで慈愛に満ちた高潔な表現をするはずです。 意識の段階とその外的な表現は必ずしも一致しないが、最終的には一致すべきものである。なぜ一致しない場合があるのか。それは意識に相応しい表現が形成されるまでに、パーソナリティーが浄化の時間を要するからである。 たとえ... -
アリス・ベイリーとラマナ・マハルシの統合的考察
霊的進化の道筋を理解するために、アリス・ベイリーが提示したイニシエーションの体系と、ラマナ・マハルシのサマーディー分類の対応関係を明らかにし、さらにそれを観察、観照、存在の世界という意識の階層的プロセスに結び付けて解説する。以下にこれらを総合的に分析し、それぞれの段階がどのように調和し、進化の道を明示するのかを考察する。 ベイリーのイニシエーション体系 アリス・ベイリーによれば、人間の霊的進化は一連のイニシエーションによって段階的に進む。これらの段階は、人間の意識が低位マイ... -
ヴィパッサナー瞑想者との対話
ヴィパッサナーは『雑念を止める』でも『雑念に流される』でもなく、第三の道として『ただ観察する』ことを提案します。このアプローチに対し、あなたの『高位の力』という概念は、それを補完するものでしょうか? それとも、それに代わる新たな枠組みを提供するものですか? 観察しているのは誰だろうか。観察者が誰であるかを問うことで、観察そのものの性質に対する洞察が得られる。この問いが重要なのは、観察者の意識段階が観察の効果を決定的に左右するからだ。たとえば、まだ高位のエネルギーと接触してい... -
瞑想の落とし穴
瞑想するためには、瞑想が何かを知らねばならない。また、何が瞑想ではないかを知らねばならない。書くからには専門用語を使う。まずメンタル体と言うからには、それは体つまり"質料たち"であるに違いない。言い換えれば、それは質料経由のフォース、質料に条件づけられたフォースの集合体であり、よってマインドはその性質として、思考という形態を作り出し、思考というフォース活動を媒介する役割を担っている。したがって、思考とはただのメンタル・フォースであり、ならば思考を静かにさせるのは、低位メンタ... -
魂の光を待つとき
以下の文章を理解するためには、エネルギーとフォースという概念の予備知識が必要であるため、必要であれば「エネルギーとフォースの違い」を参考にしていただきたい。 人の心は、荒れ狂う嵐の海にも似て、波立つ感情、渦巻く欲望、手の届かぬ空を映す水面のきらめき、その虚無と混沌が交錯し、調和を忘却させる不可思議な性質を帯びている。それはわれわれが人間であるかぎり避けられない性質であるが、大海の深奥には、いまだ生み出されえぬ至高の力が秘められている。多くの者はその力、その静寂にたどり着く前...