クリシュナムルティの名言集

ジッドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)の言葉や名言を紹介しています。

目次

愛を考えたり、教化したり、実践したりすることはできません。愛や同胞愛の実践は、依然として精神の領域内のことであり、それゆえ愛ではないのです。こういうことが全て止まったときに愛が現れるのです。そのとき愛は量ではなく質の問題なのです。あなたが一人の人間を愛することを知ったとき、あなたはすべてのものを愛する方法が分かるのです。あなたが愛しているときには一も多もないのです。ただ愛があるだけです。私たちの抱えている問題が解決されるのは、愛があるときにかぎるのです。そのとき私たちは愛の喜びを知ることができるでしょう。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.343

時間

思考は時間の結果であり、無数の昨日という過去の産物です。従って記憶がなければ思考はありえないのです。記憶は時間なのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.188

精神を時間の中で鍛錬したり、記憶という時間の枠組みを通して思考を条件づけることによっては、決して無限のものを開示することはできないのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.189

私たちが何かを獲得する手段として時間を利用するとき、私たちはあるがままのものを先に引き延ばしているか、あるいは回避しているに過ぎないのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.190

段階的な変革の手段として時間や理想を用いるときに心の中で動いているものは、いわゆる防衛機制なのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.193

あなたが時間に依存することの虚偽を理解し、あるがままのものを変革する手段として時間を当てにしなくなったとき、あなたはあるがままのものと向かい合っているのです。そしてあなたがあるがままのものを理解することに関心があれば、自然と心は静寂になるのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.192

時間は私たちの難局から抜け出す方法ではないことを知って、そのような虚偽から解放された人の精神は、強制もなしに、自発的に静かになるのです。精神がいかなる解答も結論も求めず、抵抗も回避もせずに静止したとき、そのときにのみ新生が起こりうるのです。なぜならそのとき、精神は真理であるものを知ることができるからです。そしてあなたを解放するのはこの真理であって、自由になろうとするあなたの努力ではないのです。

クリシュナムルティ「自我の終焉」 p.194

Liber Proverbiorum

アリス・ベイリー
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ニサルガダッタ・マハラジ
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