松果幼稚園

その落ち着きのなさは、いったい何を求めているのか。無闇に思考したり、何か欲望を満たしたり、あちこち世界をうろついてないで、頭部の内側、やや上の方に一番面白いところがあることを知って、そこにだけ遊びに来る習慣をつけるように。いくら外の世界で探し回ったり、遊び回ったりしても、本当に欲しいものは見つからないのだから、その欲求の本質は、内なる飢餓であることを知って、頭部幼稚園に戻るべきである。

行き方は、アジュナ・センターで乗り換えて、ヘッド・センターに来ると良い。地図がないなら、かなり大雑把になるが、脳の構造のイラストを見て、松果体の場所を想像して、そこと額の間あたりに撤退するといい。何度も来るなら、瞬時に到着できる通路が開通し、やがてピンポイントで留まる場所が分かるようになるだろう。そこではもう騒いではならない。思考はそこに直すこと。真の名門である松果幼稚園の先生たちが下界の荷物を引き上げてくれるだろう。十分に素直で、落ち着きのある園児であるならば、園長先生は認めてくださり、たいへん素晴らしい遊び場に連れて行ってくださる。そこがみんなの我が家である。もう家出したいとは思わなくなるだろう。帰るのはいつもそこであることを忘れないように。

また無駄に自我とか個人とかの世界に帰りたくなっても、なるだけ早く本当の家を思い出して、分からなくなったら瞑想し、松果幼稚園に戻り、先生の言う通りに従うこと。素直に言うことを聞き、何も主張せず、園長先生つまり魂のなさることだけが正しいことを知って、魂先生の波動に習い、魂先生にだけ集中すること。そしたら気持ちよくなってくるだろう。下界の気持ちよさが何だったのかと思うくらい、それは美しいだろう。あまりにも平和。あまりにも喜び。しかし騒いではならない。魂先生に注目を戻し、先生がもっといい場所に連れ帰ってくれることを思い出して、真の我が家、それはすべてのものの我が家であるが、そこにたどり着くまで魂先生と一緒にいること。松果幼稚園で学ぶことはただ一つ、魂先生の言うことに従えば良いことがあることを自我が理解することである。

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