瞑想– category –
-
改悛の秘跡
或る人が、努力を教え叩き上げる教師に、努力不足を理由に、プライベートな秘密を公衆の面前で明かされ辱められたと言った。傷ついた心で一所懸命に努力をしたが、抑え込むことはかなわず、その欲望、その恋しさ、その寂しさは爆発してしまい、自分は霊的以前に人間として悪だと感じて病み、周囲に不幸をもたらす者となり、家族は離散し支離滅裂な人生に置き去りとなり、苦悩の解決がもはや自死であると結論づけられようとしていた折り、たまたま私の文章を読んで明け渡しの意味を知ってほんの一時は感銘を受け過... -
心得
不幸ならば幸福になりたいと人は思う。ところが、そのどちらとも関係のない意識が存在し、そこへ人間は瞑想を通して入ることができ、その領域こそが本質的であることを私は学び、且つそれについて書いてきた。しかし、この高位我を人は最初から認識できないため、低位我の波動を少しでも高めることしか教えられない場合がある。 そこにも引き続き問題がある。例えば、悪い想念傾向を良いものに置き換えるよう教えても、完全には無理だと思うのである。怒りや恨みを愛や慈悲に変えよと言っても、努力はできても、簡... -
どうしても許せない人物
瞑想中の幸福を瞑想後に維持できません。目を瞑っている時の幸福が、目を開けたら不幸に変わるのはなぜでしょうか。 存在しない重荷を背負っているという想念が、世界を見ることで発生するからである。つまり、見える自分、感じる自分、記憶の自分が本物の自分だという、行為者の感覚に敗北するのである。目をつむると、世界は存在せず、内なる感覚に容易に焦点化できるため、あなたはただ幸福なのである。 目を開けたまま、行為者の感覚を消すコツのようなものはありますか。 内的な通路やメカニズムと関係してい... -
悩める生の終幕
整列とそれに続く接触を通して魂のエネルギーが呼び起こされ、目覚めさせられ、活用される。これは偉大な消散する力であり、魂のレベル(メンタル界の高位レベル)からマインドを通して弟子の脳へと流れ下り、アストラル界にイルミネーションをもたらす。 アリス・ベイリー「グラマー 」p.61 魂のエネルギーを認識している人は多いが、それが何を意味し、どのように活用できるのか、ここを理解している人はそう多くない。冒頭の引用では、魂のエネルギーが呼び起こされることで、「アストラル界に対するイルミネー... -
太陽は在った
あなたの文章は瞑想することや瞑想の理論めいた用語を並べたり解説したりしているだけで、実際の瞑想がどのようなものか、つまり私が瞑想を始めてつまづいている箇所、どのような瞑想が正しく、また間違いなのか、一体何から始め、何をしていれば間違いないのか、そのあたりについて言及がなく、読んでいて私には意味がないと感じざるを得ないというのが率直な感想です。あなたが瞑想のやり方を書かないのはなぜなのか、非常に疑問に思います。 私も瞑想に方法があると思っていた時期がある。それによって行われた... -
個人の超越
おのれを良く見せんと固執するとき、人は臆病なまでに自信がない。自信とは、外的な自己の自信ではなく、内的な認識がもたらす喜びの表現である。あらゆるコンプレックスは外的人間のものであり、彼や彼女の改造は、賽の河原に石を積むがごとく際限がない。したがって、恐怖とはつねに内的無知に由来している。人間が瞑想し、外的形態から静かに撤退を願うとき、果てもない喜びに到達する。魂と整列したとき、自信なき者の弱さは追放され、恐怖は喜びに置き換えられる。天壌無窮の喜びに穏やかに安らぎ、私は喜び...