2024年2月– date –
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私は苦悩を呼び寄せているのか
アストラル・ジャンキーの話には驚きました。私が苦悩の感覚が好きだということは思い当たる節がないわけではありません。以前、もしや自分はわざとこのような感覚を呼び寄せているのでは、と思ったことがあります。しかしながら、当然それら苦痛は気持ちの良いものではありませんので、結局否定しましたが。 質問者 「わざと呼び寄せている」のである。言い換えれば、自ら同一化しに行っている。これを長らく自作自演と呼んできた。彼は「苦痛は気持ちの良いものではないので結局は否定した」が、呼び寄せる過程... -
アストラル・ジャンキー
君に腹立たしい人物はいないのか。 あなたが自我意識に焦点を当てるときのみ、他人が存在するだけである。あなたも他人も非実在であり、ともに想念の中にのみ存在する。 言い方を変えよう。君は腹立たしさを経験したことがあるか。 たくさん。 ならば、その腹立たしさを君はどう乗り越えてきたのか。 あなたの前提は自我である。ここだけが問題である。私は真我に集中してきたのであり、自我の腹立たしさには構いもしなかった。 そんなことは聞いていない。腹立たしさを経験したことがあるなら、その時は少なくと... -
瞑想中の妄念や激情
眉間の疼きに留意する瞑想のみでは妄想が激しく、瞑想にならないまま終わることが多かったので、呼吸に気づく瞑想は導入として続けております。うまくいけば、心が静かになり、その後の眉間への瞑想もスムーズに行えます。自我の葛藤ですが、瞑想に入るなり、雑念妄念が激しく生じ、これらを無視し続けていると、今度は過去において腹立たしかったことや、腹立たしい人物の記憶が生じ、それに対し反応することが多いです。また自分の過去の行動で後悔していることがよみがえり、これらに引きずられるパターンが多... -
不誠実
私の人格の不誠実さゆえに多くの苦しみや問題が生じていると思っております。……私はこれまで、自分の持つ無能感から来る弱さ、他を思いやる心の欠如から、多くの他人や小さな生き物を傷つけてきました。これらに対する大きな後悔と、なぜこのようなことをしてしまったのだろうという自責、その時に傷つけてしまった他の存在は苦しかっただろう、悲しかっただろう、という思いから来る悲しみにも心がさいなまれております。このような苦しみからの解消を強く求めているにもかかわらず、何の償いも済ませぬまま解消... -
苦悩の終焉
苦悩から自由になりたいが、瞑想以外の方法でそれを教えてほしいと質問があった。なぜ瞑想が嫌なのだろうか。瞑想の方法が分からないと仰る。難しいことは私にはできない。何十年も瞑想している人がいるなか、今から始める気力がない、追いつく自信もないと仰る。何十年も瞑想している人とはどういう人だろうか。大別する場合、以下の三つのタイプに分かれる。 1瞑想状態が自然の意識になった者。サットヴァ神の目的真我2努力もしくは非努力を通じて瞑想の向上を真剣に試み続けている者。ラジャス調和二重性3長年... -
哲学者と瞑想者
もしもこの下位の可能態・能力が最終的には上位の可能態・能力と一つになるとしたら、……あなたは概念の高処に上昇することができるのです。……世界霊魂の概念の高処にです。世界霊魂は、すべての現実態であると同時にすべての可能態・能力であり、すべてにおいて全体として存在するのです。それゆえに、結局あらゆるものは一なのです。そして、この一性を知ることが、すべての哲学と自然観照の目標にして終着点なのです。 ジョルダーノ・ブルーノ「原因・原理・一者について」 p.158 瞑想者とは、結果の世界ではな...